田中久重
通称 からくり儀右衛門 またの名を 田中近江大椽
 
久留米の飾り職人の子
1799年〜1880年


江戸からくりの最高峰弓射り童子
和時計の最高傑作万年時計の制作者

エジソン型の大発明家
からくり人形から家庭用品、産業機械まで

技術と経営の才を兼備
 
 

(株)東芝の創始者
 日本の近代工業化に直接貢献
 

久重の足跡
〜好奇心・向学心旺盛、世に喜ばれるものを創る〜
  • 25才 修行の旅に出る
  • 35才 大阪に居を構える。天文暦学「土御門家」に入門
  • 53才 京都に「機巧堂」開店
  • 55才 佐賀藩の精錬方に招かれる。
  • 75才 東京銀座に田中製作所設立


  • 「機巧堂」のヒット商品
    からくり人形と実用品
        
    亀の盃車            盃運び人形
     
         
    携帯燭台          無尽灯
     
    日本最初のプラネトリウム
    仏教界の求めによる須弥山儀と視実等象儀
           
    須弥山儀(しゅみせんぎ)         視実等象儀

    太陽と月の動きを熟知、不定時制時刻法(和時計)の
    表示法にメカの粋をこらした万年時計の完成へ
             
    割駒式枕時計           万年時計 

    西欧の新しい技術を素早く吸収し、
    近代日本の基礎を築いた

    佐賀藩製錬方絵図
    中央には蒸気機関車模型が走っている。横には、蒸気船模型が置かれている。
          
     蒸気機関車模型              蒸気船模型  

    そして、明治へ
    田中製作所の設立、後継者へ

    田中製作所の新聞広告      商品目録部分の拡大図
    電球、電線、電話から各種計測機器、動力機械、鉄橋まで製造販売