トヨタ自動車の開発技術者だった山崎津義さんは、茶運び人形に出会うまでは、ライトプレーン競技、羽ばたき模型飛行機分野で活躍されていた。九代玉屋庄兵衛工房を訪ね、からくり人形の基本を理解し、茶運び人形の複製品製作から、山崎さんのからくり人生が始まった。 | |||
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「文字書き人形」、「ハーモニカを吹く子犬」と山崎津義さん |
「あれっ」
魚釣りで遊んで家に帰る二人の少年が、合掌造り家の障子の隙間から、白い2本の足と手ぬぐいが見えた。
突然障子が開き、おばあさんが大根を洗っている姿が現われる。少年たちは知らぬ素ぶりで歩いていく。
駆動は重りの重力。家の前の道路が、オルゴールの演奏と共に動く。
「孫の初鯉」
池の畔で裸の少年が気持ちよさそうに小便をする。池の中から鯉が現われ、小便の滝登りをして驚かす。
「ピアノを弾く少女」
10本の指で鍵盤を叩き、3曲を奏でる
「くらべっ子」
左上の画像をクリックすれば動画をご覧にいただけます
「文字書き人形」
Expo愛知2005で、東野進氏により修復披露された田中久重作の文字書き人形を見て、1年がかりで
文字書き人形に挑戦。数百枚に及ぶカム試作の結果、見事に「寿」「松」「梅」を筆で書く人形が完成。
動力に、シンクロナスモーターを使用しているが、それ以外の機構は純メカ。
「流鏑馬」"Yabusame"
2005年EXPO愛地球博で開催された「世界からくりコンテスト」において
山崎さんの「流鏑馬」が見事最優秀作品にえらばれた。
「流鏑馬」動画(下の画像をクリックすればご覧いただけます)
「乱杭渡り」動画 「うまか~」動画
上の画像をクリックすればご覧いただけます
末松良一(Yoshikazu Suematsu)宛 電子メール:suekarako@qc.commufa.jp